手 と 紙 について
2019.09.22-23 の2日間
松山市の港町 三津の古民家で
手紙を書くための時間
「手と紙」 が開かれました。
始まりは、
三津の古民家・旧鈴木邸に
初めて訪れ、過ごし、感じた個人的な想いから。
木の柱、畳の踏み心地、廊下のきしむ音、
修繕され使われ続けている建具や器…
それらを包むように流れる
中庭からの風、縁側へ日が落とす影…
それらすべてがつくりだしている
なんともゆったりと、自然と流れる時間
「この建物の空間・過ごす時間を
もっと色んな方に味わってもらいたい」
一度は家主を失ったこの古民家を、
なんとかして「遺さなくては」と
住み継ぐ決意をした現家主の
熱い想いにも惹かれたのだと思います。
この場所ありきで始まった企画でした。
“手” で ”遺す” という言葉を大切に
かたつむりの歩みのように
ゆっくりとですが、
それでも確実に、
届けていきたい想いを
かたちにしていきます。
2020.10.16記
手 と 紙 発起人
ゆるやか文庫 青山 優歩
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