ゆ る や か 文 庫

愛媛県内子町にあるちいさな私設図書室です。
和紙を始め、紙もの・暮らしに関する本が並びます。
紙の資料室であり、実験室であり、
和紙の魅力を伝える企画を話し合う場でもあります。

本といえば、
昔、日本では和紙でつくられていました。
平安時代の宮廷には図書寮(現代の国立図書館のようなもの)に付属して
「紙屋院」と呼ばれる製紙工場があったそうです。宮廷で使われる様々な紙が漉かれていたと。

紙工場のすぐとなりに図書館。
なんと素敵な関係!
紙屋さんと本をつくる人、保管・管理する人が、あれこれ意見しながら一緒になって
紙をつくっていたのではなかろうか…
というのは想像だけど、
とても、それいいなぁと。
 
ゆるやか文庫 中の人は、
かつて、お菓子のパッケージデザインをしていました。
元々洋紙も大好きでしたが、和紙という素材に触れた時のなんとも言えない温かさ、
気がついたら洋紙よりも情報をかき集め、使いたい欲が湧き出ていました。
しかし扱い、提案していくにはもっと原料レベルで学ぶ必要がある…
そこからデザインという道を一旦離れ、
和紙を学びに四国の某和紙ファクトリーへ転職。
主に和紙を販売する人として学んでいました。

そんな時にたまたま、
愛媛県内子町の和紙のお店nekiの店主と出会いました。
和紙のつくり手としても活動しているnekiの店主始め、
紙工場のすぐとなりとまではいきませんが
nekiからほど近い場所に和紙工場である天神産紙工場がありました。
和紙のことを聞き、また、使い手の話にも耳を傾けてくれる、
そんな環境が、内子町では築ける気がしました。

かつての「図書寮」と「紙屋院」の関係のように、
つくり手・繋ぎ手・使い手が、
一緒になって話せるような、そんな場を
ゆるやか文庫が繋ぎ手として、
時には使い手となって、
ここ内子町でつくれたらと思います。

※2021年10月にゆるやか文庫は内子町御祓へ移転、
和紙と印刷とちいさな図書室としてリニューアルオープンいたしました。

w e b | http://yuruyakabunko.main.jp